ヘナ白髪染め商品の徹底比較!効果やメリット・デメリットを紹介

ヘナ白髪染めを試してみたいけれど、どのブランドが良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、天然ヘナを使用した2大ブランド「ナイアード」と「エムヘナ」を徹底比較し、実際にどちらが優秀なのかを実験結果をもとに紹介します。

特に染まり具合や色持ち、髪へのダメージの違いに注目し、実際に染色テストを行いました

さらに、シャンプー30回テストを行い、その結果を詳しく解説いたします。

ナチュラルな成分を使った白髪染めに関心がある方や、環境に優しい選択肢を探している方にとって、こちらの記事を読むことで、自然な白髪染めが出来るヘナブランドを見つけるための参考にしてください。

目次

ヘナ白髪染めとは、植物である「ヘナ(Lawsonia inermis)」の葉を乾燥させ、粉末状にしたものを使用した自然派のヘアカラーリング方法です。

ヘナはインドや中東で古くから染料として使われてきた天然素材であり、特に髪や皮膚に安全な成分が含まれていることから、自然な方法で髪を染めたい人に好まれています。

ヘナ白髪染めの主な特徴

ヘナ白髪染めの主な特徴
  • 天然由来の成分
    化学成分を含まないため、髪や頭皮へのダメージが少なく、敏感肌やアレルギーを持つ人にも比較的安心して使用できます。
  • ケミカルな染料との違い
    市販の化学染料は髪を脱色したり化学反応で色を定着させるのに対し、ヘナは髪の表面に色素を付着させるため、髪に優しく、ツヤやコシを与えることもあります。
  • 持続性
    ヘナの色は比較的長持ちします。ただし徐々に色が薄れていきますので、使用頻度や髪質によって色の持ちが異なりますが、3~4週間ごとにリタッチが必要になることが多いです。
  • カラーバリエーション
    ヘナ自体はオレンジ~赤褐色の色味ですが、インディゴやアムラなど他の植物と混ぜることで、ブラウンやブラックの色合いに調整することが可能です。

ヘナ白髪染めのメリット

ヘナ白髪染めのメリット
  • 髪に自然なツヤやハリを与える効果があり、ダメージを抑えながら白髪を染められる
  • 頭皮トラブルやアレルギーのリスクが少ないため、敏感肌の人にも向いている
  • ケミカルな白髪染めと比べて環境にも優しい

ヘナ白髪染めのデメリット

ヘナ白髪染めのデメリット
  • 染まる色が限られているため、希望する色味に完全に近づけるのは難しいことがある
  • 初めて使うと色が鮮やかすぎたり、染まりがムラになる場合がある
  • カラーチェンジが難しく、他の化学染料と併用する際に色の定着が不安定になる可能性がある
人毛に近い発色!ヤギの毛でヘナ白髪染めを徹底比較

今回の実験では、真っ白なヤギの毛を使用して、ナイアードとエムヘナのヘナを比較しました。

ヤギの毛を選んだ理由は、人毛に似た発色特性を持っているため、ヘナの染まり具合や色の持ちを正確に確認できるからです。

特に、ヘナの主な役割である白髪染めの効果を評価するため、白髪に近いヤギの毛を使用しました。

実験に使用したのは、ネット通販で人気の「ナイアードヘナ」と、最高品質のAAA評価を受けている「エムヘナ」です。

どちらも「一度の染色で黒く染まる」ことを謳っている製品を選び比較します。

ネット通販で人気の「ナイアードヘナ」と、最高品質のAAA評価を受けている「ミスティックヘナ」

実験のプロセスとしては、まず両ブランドのヘナをヤギの毛束に塗布し、それぞれの推奨時間である40分間放置します。

その後、丁寧に洗い流しました。ヘナの発色は2日ほどで進むため、塗布から2日後に最終的な発色を確認します。

さらに、1ヶ月間毎日シャンプーをしたことをシミュレーションし、もみ洗いを30回行いました。

その後、色落ちの具合を観察し、両ブランドの色持ちを比較しました。

一言メモ ヤギの毛が美容室や染色実験で使用される理由

白髪に近い色: 自然な白色に近く、白髪染めの実験に理想的です。白髪染めの製品は、白髪にどれだけ色がしっかりと乗るかが重要視されるため、真っ白なヤギの毛はその効果を確認するのに適しています。

人毛に似た特性: 人間の髪の毛に近い性質を持っています。特に染料が浸透しやすい構造や発色の仕方が似ているため、人毛に対して参考になります。

一定の品質: ヤギの毛は均一に白く、同じ条件で染色実験を繰り返しで正確な比較が可能です。

今回の実験では、ヘナの染まり具合や色持ちを確認するために、染色後の毛束を定期的に観察しました。以下のような手順でシャンプー後の変化を記録し、発色やムラ、持続性を評価しました。

ヘナ白髪染めの実験の手順と観察方法
  • 染色後2日目の毛束
  • 10回シャンプーを行い乾かした毛束
  • 20回シャンプーを行い乾かした毛束
  • 30回シャンプーを行い乾かした毛束

各段階での変化は、写真や図表を使って記録し、色の均一さやトーンの変化を観察しました。

ナイアードとエムヘナのヘナを比較した結果、染めた直後の色の違いが顕著でした。

染めた直後の比較

※拡大写真で「枝毛」のように見えるのは「羊の毛」がもともと枝毛が多いからです。

スクロールできます
商品10回シャンプー評価
ナイアード
ナイアード
黒髪ではなく茶髪に近い発色
明るい色が強いトーン

ヘムヘナ
エムヘナ
地毛のような濃い色合い
ほぼ黒に近い色の4トーン

染めた直後の比較

一言メモ トーンにいて
日本人の髪はメラニン色素が多いため、黒に近い色合いになります。
「トーン3~4」は日本人の自然な髪色に近い発色に近いトーンになります。

人毛に使いトーンについて

30回シャンプーを行った後の色持ちを比較しました。ナイアードとエムヘナの色持ちには明確な違いが見られます。

10回シャンプー後

10回シャンプー後の変化

※拡大写真で「枝毛」のように見えるのは「羊の毛」がもともと枝毛が多いからです。

スクロールできます
商品10回シャンプー後の変化評価
ナイアード
ナイアード
色味がほんの少しオレンジが強くなる
トーン変化は7トーンから7.5へ

ヘムヘナ
エムヘナ
色の変化はほとんどなし
トーンの変化は0.2程度アップ

10回シャンプーの比較
20回シャンプー後の変化

※拡大写真で「枝毛」のように見えるのは「羊の毛」がもともと枝毛が多いからです。

スクロールできます
商品20回シャンプー後の変化評価
ナイアード
ナイアード
さらにオレンジが強まる
トーンは8に上昇

ヘムヘナ
エムヘナ
色の変化はほとんどなし
トーンが少し上がりおおよそ5トーン

20回シャンプーの比較
30回シャンプー後の変化

※拡大写真で「枝毛」のように見えるのは「羊の毛」がもともと枝毛が多いからです。

スクロールできます
商品30回シャンプー後の変化評価
ナイアード
ナイアード
オレンジが目立つ
9トーンまで明るくなる

ヘムヘナ
エムヘナ
色の変化はほとんどなし
トーンの変化はなし

30回シャンプーの比較

総合的にみてしっかり髪の色を深く染めたい、長持ちさせたいという気持ちに応えることを考えると手に取るべきヘナはエムヘナという結果になり、エムヘナヘナはしっかりと黒く染め上げることが出来ました

ナイアードとミスティック、どちらが長持ちする?

ヘナの「エムヘナ」の推奨の染め方は1度染ではなく、ヘナのオレンジを一度染めた後に重ねて染める2度染めを推奨していますが、1度染でも充分に深染が実現できている

ナイアードのヘナは商品の中の説明書に書いてあるような黒さになりづらいかもしれないです。

もし仮に焦茶と茶色の間のような色を求める場合には有効かもしれないが自然な黒で染めたい場合には対応が難しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次